社員25名の中小企業にてメールパスワード流出、スパム配信に利用された可能性

2022年3月9日、株式会社クリエイティブマシンは同社が使用するメールアドレスのパスワードが流出したことから、第三者により不正使用され、スパムメールの配布に使用された可能性があることを公表しました。

情報流出
メールアカウントのパスワード2件
要因
非公表

被害企業概要

本社所在地
宮崎県宮崎市神宮東2-12-31
事業内容
IRONCAD 開発・販売・サポート
各種産業機械 開発・設計・製造・販売
資本金
1,000万円
従業員数
25名

実施しておきたい対策

パスワードの見直し

メールパスワードの複雑さが情報漏洩を防ぐカギ

メールサーバーへの接続に必要な情報は、1. サーバー名(ホストアドレス) 2. アカウント 3. パスワード
上記の3点のみになります。

1番は、メールアドレスやドメインから簡単に判明します。
2番は、メールアドレスそのもの、または@マークの前半部分のみ、などパターンがあり推測は容易です。
よって不正アクセスを防ぐには、この3番のパスワードの複雑さが重要になります。

メールサーバーを運営する企業のセキュリティが強固であっても、設定変更を行うためのログインIDやパスワードの管理は利用者(各企業や個人)に依存します。メールに関わらず、現在設定されているパスワードが下記に該当する場合にはパスワードの変更を推奨いたします。

- 名前や社名などの他者が知りうる情報から推測可能なパスワード
- 英単語がそのまま使用しているパスワード
- 6桁以下のパスワード
- 英字のみ、または数字のみで構成されているパスワード
- 「もっとも使われた危険なパスワード」に該当しているパスワード
- パスワードを知る現任者が異動、または退職したまま変更されていないパスワード

パスワード自動生成ツールの利用

https://www.luft.co.jp/cgi/randam.php
複雑なパスワードを自動的に生成するツールを利用することで、推測されにくい強固なパスワードを簡易に設定できます。

Case Study
その他のサイバー攻撃 被害事例