クリエイター養成スクールのWebサイトで不正アクセス、個人情報が流出

株式会社バンタンは、クリエイター養成スクール「バンタンクリエイターアカデミー」を運用するWebサーバーに対し、第三者からの不正アクセスが発生し個人情報が流出した可能性があると公表しました。

情報流出
クレジットカード情報を含まない個人情報が想定される
要因
第三者によりシステムのログインアカウントが奪取され、不正なアクセス被害を受けたと想定される

被害企業概要

対象サイト
本部所在地
〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西1-31-9
資本金
9,000万円
事業内容
ファッション、ヘアメイク、ビューティ、グラフィックデザイン、映画映像、フォト、ゲーム、アニメ、サウンド、パティシエ、カフェ、フードコーディネーター、IT、プログラミング、エンターテインメント領域のクリエイター、インフルエンサー、プロデューサー等を育成するスクール運営事業、卒業生の支援事業等

実施しておきたい対策

脆弱性の事前診断
脆弱性を速やかに把握できるよう、定期的な脆弱性診断の実施、診断ツールの導入
被害事例では、出力されているプログラムコードの表示状態から、Webサイトの更新管理システムに「WordPress(ワードプレス)」が使用されています。WordPress(ワードプレス)については2021年の1年間において、2件以上の脆弱性が公表されており、定期的な脆弱性診断の実施により、未然に脆弱性を把握し、速やかに補修することで不正アクセスを抑制し、ファイルの改ざんを防ぐことが可能になります。
不正アクセス抑止機能(WAF)の導入
既知の攻撃による不正アクセスからWebサイトを保護する仕組みの導入
復旧後の被害サイトにおいては、脆弱性の補修が反映されていなくとも、攻撃を抑制できるする不正アクセス抑止機能(WAF)が導入されており、再発防止策が実施されていると思われます。
改ざん検知・自動復元システムの導入
Webサイトの改ざんを速やかに把握、自動的に復旧し、被害を最小限に留める仕組みの導入
不正アクセスによりファイルが改ざんされた場合、改ざん検知システムの導入により速やかに検知することが可能です。改ざん検知システムには、検知のみを行うものの他、検知したファイルを過去に取得した安全なファイルに置き換え、自動で修復するシステムがあります。
被害事例では、改ざん被害を受け、復旧作業を行ったものと思われますが、改ざん検知・自動復元システムの導入により、改ざんから復旧まで24時間以内に自動的に対応することが可能になります。

Case Study
その他のサイバー攻撃 被害事例